ジムニーを節約してリフトアップすればどれぐらいの費用で収まるの?

ジムニーを節約してリフトアップすればどれぐらいの費用で収まるの?

現在、ノーマル状態でJB23/JB64型のジムニーに乗られている方の中には「リフトアップやってみたい…」なんて考えたこともあるのではないでしょうか?

もっともネックとなるのはやはりリフトアップに掛かる費用だと思います。ほとんどの方はお金を掛けず安くジムニーをリフトアップしたいはずです。

節約すればどれぐらいの費用でリフトアップができるのか紹介していきたいと思います。

★2024年9月 一部更新

目次

●パーツのみの費用で計算

1万円台のリフトアップ

5万円でできるリフトアップ

●節約リフトアップの弊害

10万円~20万円の予算は必要

工賃はどれぐらい?

●リフトアップしたら終わりじゃない


パーツのみの費用で計算

ジムニー節約してリフトアップした場合のパーツの費用だけで計算しました。

また、計算については4×4エスポワールの自社オリジナルパーツを基準にしていますので、他社製パーツでは参考にならない可能性がありますのでご注意ください。

1万円台のリフトアップ

極力お金を掛けず節約したいならコイルスペーサーを使用すれば1万円台でもリフトアップすることができます。

コイルスペーサーは純正スプリングに挟み込むことで車高を上げるため、圧倒的に安くリフトアップすることができます(下画像)。

JB64用 1インチ(25mm)コイルアップキット
JB64系用 1インチ(25mm)コイルアップキット

長さが不足するショックアブソーバーは延長ブラケットによって補うので最低限の費用に抑え込んでいます。

「ワンサイズ大きなタイヤを履きたい」「ノーマルの乗り心地が良い」と思われている方にとってはちょうど良いリフトアップ方法だと思います。

ただし、リフトアップ量が1インチ(25mm)のため見た目に物足りなさを感じることは否めません。さらに純正スプリングの変更もしないため、足回りを覗いた時の”イジってる感”も無く、カスタムとしての満足度はそれほど高くない面もあります。

1インチアップについて詳しくは下記の記事も参考にしてみて下さい。

ジムニーJB64をチョイ上げするなら1インチ(25mm)リフトアップ

ジムニーを1万円台で1インチアップできるパーツ


5万円でできるリフトアップ

それなりの満足感が得られるリフトアップ量となると2インチ~3インチアップは欲しいところです。となると最低でも5万円程度の予算は必要となります。

ただ、前提として付け加えておきたいのはパーツを最低限に絞った上での2インチ~3インチアップなので手放しでオススメできる方法ではないことも理解しておいてほしいと思います。

それでも予算が限られている人にとっては5万円でジムニーを2インチ~3インチアップできるなら魅力的だと思います。最低限のパーツでのリフトアップとはいったいどんなものなのでしょう。

3種のパーツ

最低限のパーツに絞ってジムニーを2インチ~3インチアップするために必要なパーツは以下の3種です。

  • ショックアブソーバー
    ロングショックアブソーバー

  • コイルスプリング
    リフトアップコイルスプリング

  • ロングブレーキホース
    JB64用 ステンレスメッシュブレーキフルセット(4本)

このパーツを揃えれば5万円程度でリフトアップすることが可能です。

本来ジムニーの2インチ~3インチアップではこの他にも補正パーツが必要です。あくまでも最低限必要なパーツだけに絞っていることは認識しておいてください。


節約リフトアップの弊害

最低限のパーツでの節約リフトアップは補正がされていないのでジムニーの操作性や見た目に弊害が出てきます。

具体的な弊害の1つ目は直進安定性です。リフトアップするとキャスター角が垂直方向に変化し直進安定性が低下すると同時にしフラつきやすく、クイックなハンドリングとなってしまいます。

ジムニーをリフトアップした時のキャスター角の変化

 

2つ目の弊害は車体とタイヤのズレです。ラテラルロッドと言われる車体の横方向の位置決めを行っている部品がリフトアップにより長さが不足し車体とタイヤにズレが発生します。

車体とタイヤに横方向のズレが発生すると片方はタイヤがフェンダーからハミ出し、もう片方はタイヤがフェンダーより内に入ることになり、アンバランスな見た目となってしまいます。

ジムニーJB64をリフトアップした時のラテラルロッドの状態

10万円~20万円の予算は必要

快適にリフトアップしたジムニーに乗りたいなら各部の補正は不可欠です。

節約リフトアップの価格面は魅力的ですが、特に2インチ以上のリフトアップを行う場合は、しっかりと補正をしてもらいたいのが本音です。

4×4エスポワールの商品を前提にすれば10万円~20万円でひと通りの補正パーツが揃っているサスペンションキットを揃えることが出来ます。

具体的には、JB64系やJB23系のジムニーにおいて、以下のキットが10万円ちょっとの予算で揃えられます。

JB64/74用 1.5インチアップキット ブレーキホース&ラテラルロッドver モンローロードマチック(オリジナルカラー)

JB23系用 60mm足廻りキット モンローロードマチックver

 

現行のJB64系のジムニーでも以下のキットが10万円程度で揃います。

JB64/74用 1.5インチアップキット ブレーキホース&ラテラルロッドver モンローロードマチック(オリジナルカラー)

JB64/74用 1.5インチアップキット モンローロードマチック(オリジナルカラー)ver

工賃はどれぐらい?

どれだけ節約してリフトアップしようとも工賃はそう簡単に節約できるものではありません。

ユーザー自身でパーツを取り付けられる技術があれば別ですが、ほとんどの場合は業者に頼むことになるでしょう。同じ作業内容でも業者ごとに取り付け工賃は違うため、リフトアップ作業の工賃はピンキリです。

少なくとも1万円で作業をしてくれるような業者はまず見つからないでしょうし、逆に10万円を超える業者は疑問を持っても良いかもしれません。

いくつかのお店に見積もりを取るのもアリだと思いますが、その前にリフトアップ作業の経験があるお店なのかも重要なポイントです。

信頼性を重視するならジムニー専門店や4WD専門店に頼んだほうが安心できるでしょう。


リフトアップしたら終わりじゃない

ジムニーのリフトアップは、見た目や走行性能を向上させるための第一歩ですが、次のステップとして、タイヤの大径化やバンパーなどの他のパーツのカスタマイズを行うことで、よりカッコ良くすることができます。

4×4エスポワールにご相談いただければ、出来るだけ費用を抑えつつ、お客様の理想に近づけるカスタムをご提案します。お気軽にお問い合わせください!


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