先代JB23ジムニーの中古車が今こそ買い時だと思うワケ

先代JB23ジムニーの中古車が今こそ買い時だと思うワケ

人気が衰えることを知らない現行型ジムニーですが、今こそ先代のジムニーJB23の中古車を購入する絶好のタイミングかもしれません。

なぜ今が買い時なのか、そして先代ジムニーの中古車を選ぶメリットについて詳しくご紹介していきます。

目次

●現行型とほとんど同じ構造

●型落ちだから安い

●カスタムベースとして優れている

●将来的には価格高騰?

●現行型と比較して残念なポイント

●まとめ


現行型とほとんど同じ構造

現行のJB64と先代のJB23ジムニーは、デザインこそ対照的ですが、基本的な構造はほとんど同じです。

もっと遡ると、ラダーフレーム式のフレームとリジッドアクスル式のサスペンションという基本構造は、50年以上前の初代ジムニーから脈々と引き継がれてきたものです。

つまり、両車の核となる部分の構造には大きな違いがなく、走行性能にも大きな差はありません。

さらに付け加えると先代と現行型のサスペンション周りのパーツには一部互換性があるほどで、先代のJB23ジムニーの時点ですでに完成度は高かったともいえるでしょう。

歴代ジムニーを4つの世代に分類
現行型は第4世代、先代は第3世代に分類できる

型落ちだから安い

先代モデルのJB23ジムニーは、現行型と比較すると中古車市場では「型落ちモデル」として扱われます。

例えば、「5年落ちの現行型」と「5年落ちの型落ちモデル」を比較した場合、一般的に型落ちモデルの方が安く購入できるでしょう。

現行型は依然として高い人気を誇っており、その影響で中古車市場でも強気の価格設定がされていますが、先代JB23ジムニーであれば安定した中古車相場なので不必要に高く購入するリスクからも避けることができます。

さらに、先代JB23ジムニーは1998年~2018年もの20年間にわたり販売されていたため、中古車は幅広い選択肢の中から選ぶことができるのも魅力でしょう。

初期モデルなら50万円以下で購入できることもありますし、予算があればもっと程度の良い車体を手に入れることができます。

先代JB23ジムニーの歴代フロントグリル
フロントグリルも20年の間で様々な形状に変更された

カスタムベースとして優れている

20年間にわたり販売されていた先代JB23ジムニーには、驚くほど数多くの社外パーツが存在しています。

さらに、長年にわたって蓄積された改造のノウハウやカスタムの方法が豊富なため、カスタムベース車両としても非常に優れています。

中古の社外パーツも多く出回っており、自作パーツや他車種からのパーツ流用を駆使すれば、低コストでカスタムを楽しむことも可能です。

少し話が逸れますが、先代JB23ジムニーは年式が新しくなるほど、カスタムに対する保安基準が厳しくなっているため、カスタムを前提に購入する場合は、年式の古いモデルを選ぶのが良いこともあります。

先代JB23ジムニーの定番カスタム
先代JB23ジムニーの定番カスタム

将来的には価格高騰?

30年以上前のモデルであるJA11やJA22ジムニーは、現在の中古車市場で高騰しており、状態が良ければ100万円を超え、レストアされたものでは200万円以上になることもあります。

このような傾向から考えると、先代のJB23ジムニーも今後10年~20年の間に価格が上昇する可能性は十分にあります。特に状態の良い車両は希少価値が高まり、将来的には高値で取引されることが予想されます。

そのため、現時点でタマ数が多く、良い状態のJB23ジムニーを比較的安価に手に入れられる今こそ、購入を検討する絶好のタイミングといえるでしょう。

価格高騰が著しい先々代JA系ジムニー
価格高騰が著しい先々代のJA系ジムニー

現行型と比較して残念なポイント

先代JB23ジムニーの購入を検討するにあたり、良い部分だけでなく現行型と比べた際に劣る点もしっかりお伝えする必要があります。ここでは、特に2つのポイントに絞ってお話しします。

 1. ブレーキLSDトラクションコントロール
現行型JB64ジムニーには、ブレーキLSDトラクションコントロールという優れた機能が搭載されています。これは、オフロードや雪道で車がスタックしないようにするためのシステムです。よっぽど過酷な地形でない限り、この機能は走破力を大きく向上させます。

一方、先代のJB23ジムニーにはこのトラクションコントロール機能がありません。そのため、オフロード走破力を重視するユーザーは高額な社外品のトラクションデバイス(LSDや電磁ロッカーなど)を取り付けるのが一般的でした。

2. 安全装備(ESP、セーフティサポート)
もう一つの大きな違いは、安全装備の充実度です。現行型ジムニーにはESP(車両安定制御装置)やセーフティサポートといった現代の安全技術が搭載されています。これにより、滑りやすい路面での事故防止や、万が一の際の衝突回避支援が受けられます。

対して、JB23型にはこれらの最新安全装備が搭載されておらず、安全面での性能に大きな違いがあるため、現行型と比べてどうしても見劣りしてしまいます。

これらの点を考慮すると、先代のJB23ジムニーは現行型に比べ、オフロードや安全性能において劣る部分があることがわかります。しかし、それでも基本的な構造は変わらないので十分に楽しめる車両であることには変わりありません。

ジムニーに最適なトラクションデバイスは?デフロック?LSD?

 

安全装備についてはESPをはじめとした走行補助システムが備わっていて、上位グレードには事故を未然に防いでくれるセーフティサポート機能が備わるほか、クルーズコントロール機能も備えています。

スズキ セーフティサポート

画像:ジムニー 安全装備|スズキ


まとめ

手軽にジムニーを手に入れるなら、先代のJB23ジムニーの中古車は非常に良い選択肢です。特に、価格を重視する方にとっては魅力的なモデルとなるでしょう。

しかし、安い車体には理由がある場合が多く、後から修理費用がかさむこともあります。そのため、可能であれば、少し高くても状態の良い中古車を選ぶことをおすすめします。

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