オフロードや雪上など普通の車よりも過酷な環境で使用されることが多いジムニーは、手入れせず放ったらかしておくとボディやフレームに錆が発生してしまいます。
5年10年単位でジムニーを長く乗り続けようと思っているなら、なるべく早めの防腐塗装をおすすめします。何も対策をしていないと「ボディやフレームが錆だらけになっていた」なんて事も珍しくありません。
今回はジムニーの防腐塗装、錆について詳しく掘り下げていきます。
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ジムニーは錆びやすい?
スズキ車自体が錆びやすいとも言われていますが、確かに言えることは「錆びやすい環境」で使われるジムニーが多いのは事実です。
錆びやすい環境の代表例は雪国地域です。ジムニーのような4WD車が生活必需品として使われ、冬期に撒かれる塩カル(塩化カルシウム)はボディの大敵となり、錆を発生させる大きな原因のひとつです。
雪とは無縁の地域でも車体に残った泥や土は錆を誘発する原因となるので、オフロード走行も錆の原因となります。
走る環境によって錆の発生や進行は大きく違い、条件が悪ければ新車でもすぐに錆が発生することも珍しくありません。
防腐しないとどうなる?
年数の経過とともに必ず錆は発生します。錆が進行するとボディやフレームに大きなダメージを与え、見た目だけでなく安全面において問題が発生する恐れがあります。
最も厄介なのはひどい錆のせいで車検に通らないパターンです。検査に通すためには多額の修理費用が必要になる場合がほとんどで、最悪は修理不能・廃車と判断されます。
錆びやすいポイント
ジムニーJA11系やJB23系の中古車の中には、外装はきれいでも下回りはびっくりするぐらい錆だらけの車両も存在します。
ジムニーJB23の錆びやすいポイントを丁寧に解説してくれている杉浦自動車さんのページがあるので、自分のジムニーもチェックしてみて下さい。特にJB23の中古車を購入する方には必見の内容です。
防腐塗装を依頼する前に
一概に防腐塗装、錆止め処理と言っても施工するお店によって塗装範囲や使用する塗料など作業内容が異なります。
値段の安さだけで選んで肝心なところが塗られていないと、数年後に下回りが錆だらけになっていたなんてことがあれば施工した意味がありません。
依頼をする前にどんな作業内容なのか調べておくほうが良いでしょう。ある北海道の施工店の作業メニューは、以下の画像のように部位ごとに使用する塗料を変えています。
相場・施工の流れ
ジムニーの防腐塗装に掛かる費用の相場はピンキリです。価格重視なら2~3万円、内容重視なら5万円~8万円ぐらいが基本相場です。車両の状態が悪いと追加費用も発生します。
内容重視の価格はちょっと高いと感じるかも知れませんが、パーツの脱着、マスキング作業の手間を考えると妥当な金額と言えるでしょう。基本的な施工の流れとしては…
- 下回り洗浄・部品取り外し
- 錆落とし・錆転換剤塗布
- マスキング
- 防腐塗装
効果的な防腐を行うにはとにかく早めに施工することが大事で、新車に近ければ近いほど効果は高くなります。逆に錆が進行してしまった状態では錆止めの効果は長続きしません。
DIYで防腐塗装
お金を掛けずに防腐塗装したいならDIYしかありません。一番安上がりなのはホームセンターの缶スプレーが簡単手軽ではありますが、それほど防腐効果は期待できません。
本当にきっちり防腐処理したいなら自動車専用の錆止め塗料がおすすめです。代表される塗料はプロも使っているノックスドール(公式)です。施工する場所や用途に適した塗料のラインナップがあるので、高い防腐効果を期待できます。
それでも錆は発生する
ジムニーを防腐塗装をしたからと言って錆と無縁になるわけではありません。見えない部分から錆が発生することも大いに考えられます。
しかし防腐塗装を施していれば錆の発生を遅らせたり、進行を遅くすることができるのは間違いありません。5年10年と長く乗り続けるつもりなら、なるべく早めの防腐塗装を行うことをおすすめします。
ステンレス製マフラーで錆対策
高温となるマフラーは錆びやすいパーツの筆頭です。すでに純正マフラーが錆びてしまっているなら、錆びにくいステンレス製に交換しませんか?
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