ジムニーJB64のパワーウィンドウはちゃんと動くのに、オート機能が働かなくなることがあります。これは故障ではないかもしれません。
ある対処法を行うことで簡単にオート機能を復帰させることが可能です。
パワーウィンドウのオート機能が働かなくなる原因
もっとも考えられる原因はバッテリー関連です。
バッテリーの交換やバッテリー上がりによって電源が完全に絶たれてしまった場合に起こります。
実はジムニーのバッテリー交換はバックアップ電源を使用しないと電装関係がリセットされてしまい、パワーウィンドウのオート機能も働かなくなってしまうのです。
もう一つの原因としてヒューズが切れてしまった場合にも同じような症状が起こります。
オート機能を復帰させるための方法
| ①エンジンをかける（「ON」にする） |
▼
| ②運転席のウィンドウを完全に下ろす |
▼
| ③運転席のウィンドウを完全に上げ、そのままスイッチを2秒以上保持する |
以上の手順でジムニーJB64およびジムニーシエラJB74のパワーウィンドウのオート機能は復帰するはずです。
何度繰り返してもオート機能が復帰しない場合は、システムの異常が考えられるので最寄りのスズキディーラー等で点検してもらいましょう。
ちなみにこの対処方法はジムニーの取扱説明書にも記載されていて、パワーウィンドウのオート機能ではなく「はさみ込み防止機構の初期設定が必要なとき」の項目で説明がされています。
設定内容について詳しく知りたい方はジムニーの取扱説明書、またはオンラインオーナーズマニュアル（スズキ公式）をご覧ください。
はさみ込み防止機構って何？
実は現行のジムニー（JB64）とシエラ（JB74）には運転席のウィンドウをオート機能で閉めている際に異物を検知すると少し開いて停止する機構が備わっています。
はさみ込み防止機構が働く条件はパワーウィンドウに一定以上の負荷がかかった場合に限られるため、髪のような薄いものなどは検知しない恐れがあります。また閉まりきる直前や手動でスイッチを上げ続けた場合には、はさみ込み防止機構が働かないので指など挟まないよう注意が必要です。
主な原因はバッテリー
ジムニーのパワーウィンドウのオート機能が働かなくなってしまう主な原因はバッテリー関連です。
もし自分でバッテリー交換にチャレンジしようと考えているなら、バックアップ電源は必ず用意しておきましょう。
バックアップ電源は電装関係の設定をリセットさせないためにバッテリーとは別の電源を供給するパーツで、これさえあればスムーズにバッテリー交換を済ませることができます。
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