ジムニーを購入するにあたって誰しも悩むことが車体色だと思います。タイヤやホイールは気軽に変えることができますが、車体色はそう簡単には変えることができません。後悔しないためにも何色に決めるのかは慎重にしておきたいところです。
今回はできるだけ後悔しないためのジムニーの色選びガイドを紹介していきますので参考にしてみて下さい。
目次 |
ジムニーとジムニーシエラの車体色一覧
ジムニーとジムニーシエラの両車が共通して選択できるカラーは全12色あります。
グレードによって選択できる色は違い、上位グレードになるほど選択できる色は多くなります。ジムニーを購入するにあたってどのグレードなら何色が選ぶことができるのか確認しておきましょう。
【グレード別】ジムニーが選べる車体色
- XCグレード
- 全12色から選択可能
*ブラックトップ2トーンは受注生産
- 全12色から選択可能
- XLグレード
- 全8色から選択可能
- XGグレード
- 全4色から選択可能
【グレード別】ジムニーシエラが選べる車体色
- JCグレード
- 全11色から選択可能
- JLグレード
- 全8色から選択可能
ジムニーの人気色のトップ3
弊社にこれまで作業等で入庫したジムニーJB64/JB74から人気色トップ3を紹介します。
ジムニー以外の車種ではホワイト・ブラック・シルバーが常に人気色ですが、ジムニーにいたっては例外です。
4WD車の中でも趣味的な要素が強いジムニーは車体色もファッション性や遊び心を意識したものが好まれています。
ジムニーの人気色の傾向としては近年人気を得たアースカラーといわれる自然的な落ち着いたトーンの色や、戦闘機や軍艦に採用されるロービジカラーといわれる色が人気を得ています。
ジャングルグリーン(ZZC)
一般的にはアーミーグリーンやモスグリーン、オリーブとも呼ばれる色で迷彩服や軍用車などに使用されているといえばイメージしやすいのではないでしょうか。
緑深い林道でも溶け込んでくれる控えめでダークな雰囲気の緑色はジムニーの鉄板カラーといえるでしょう。
シフォンアイボリーメタリック(ZVG)
一般的にはベージュやクリームイエローとも呼ばれている色でソフトな印象を出してくれるカラーです。
いわゆるジムニー女子からも人気が高いカラーなので、オシャレ重視でジムニーに乗るなら選択肢に入れるべきカラーともいえるでしょう。
ミディアムグレー(ZVL)
まさしく現在のトレンドといえるカラーです。灰色やねずみ色とも呼ばれますがジャンルとしてはロービジカラーに分類され、戦闘機や軍艦などに使用されている色をイメージしてみて下さい。
一見地味に見えるものの「強さ」を感じさせるカラーで、ジムニーだけでなく各メーカーでもこのようなロービジカラーが流行っています。
ジムニーとジムニーシエラのカラー選びガイド
以上を踏まえてここからは実際に、売却時のことを考えて選ぶのか?あの色の違いってどうなの?といった視点からジムニーとジムニーシエラのカラー選びをするにあたってのアドバイスをしていきます。
リセールバリュー重視なら人気色
リセールバリューを考えて選ぶなら人気色を買っておけば間違いありません。まさに人気色トップ3で紹介した色です。
人気があるということはそれだけ中古車市場でも需要があるので、売却時の査定アップに繋がる要素になります。
ただ、他のジムニーとなるべく被りたくないなら人気色は避けておいたほうが良いでしょう。
ジムニーシエラはオーバーフェンダーを意識した車体色を
ジムニーよりも車体色が見た目の印象を大きく左右するのがジムニーシエラです。
その理由はジムニーシエラにはジムニーとは違って大きな存在感を放つ黒いオーバーフェンダーが装着されているからです。
ブルーイッシュブラックパール3(ZJ3)やブリスクブルーメタリック(ZWY)では黒いオーバーフェンダーと同系色のためオーバーフェンダーの存在感を薄めて一体感を演出できます。
対して反対色のピュアホワイトパール(ZVR)やキネティックイエロー(ZZB)はオーバーフェンダーの存在感が際立ちワイド感が演出できます。
ミディアムグレー(ZVL)やジャングルグリーン(ZZC)もオーバーフェンダーとちょうど良いコントラストで無骨な雰囲気を醸し出せます。
ホワイト(26U)とホワイトパール(ZVU)の違い
写真だけではそこまで大きな違いがわかりませんが、実車を見比べるとひと目でわかります。
ホワイト(26U)は30年前のジムニーの時から採用されている色で、良く言えばシンプル、悪く言えばちょっとチープです。廉価グレードしか選択できないところからもどんな位置付けの色なのかわかると思います。スズキの軽トラ(キャリイ)にも使われているので「商用車の白」だとイメージしてください。
対してホワイトパール(ZVR)は上位グレードだけしか選択できず、他の車体色と違って22,000円の追加料金が発生します。高級感を求める白にするなら絶対にホワイトパールにしておいたほうが良いでしょう。
意外と少ない?シルバーとキネティックイエロー
2018年に現行ジムニーが発表された当初からスズキがプッシュしていた色といえばキネティックイエロー(ZZB)です。ジムニー公式サイトのトップページにも使われ、イメージカラー的な扱いをされている割にはひと際目立つ色のせいかそれほど多くありません。
また、普通なら無難な色とされるシルキーシルバーメタリック(Z2S)も現行ジムニーでは意外と少なく、やはりファッション性や遊び心を意識している今のジムニー乗りにとっては無難すぎるのかもしれません。
色あせや劣化は心配しなくて良い?
長いスパンでジムニーを乗り続けたいユーザーにとって塗装の色あせや劣化は気になるポイントです。
一般的にはメタリック系やパール系は塗装が強く、ソリッドカラー系は塗装が弱いとされています。ジムニーでソリッドカラーが使用されているのは4色です。
ソリッドカラー(4色) |
キネティックイエロー、ミディアムグレー、ジャングルグリーン、スペリアホワイト |
意外かもしれませんが人気色であるミディアムグレーやジャングルグリーンはソリッドカラーなのです。
しかしながらソリッドカラーだからといって必要以上に塗装の色あせを心配する必要はありません。メタリック系やパール系の塗装であっても環境次第で塗装は痛みます。
もっとも色あせや劣化を左右するのは保管場所です。日当たりの良い駐車スペースでは紫外線を浴び続けることで塗装の劣化が比較的早く、色あせ等が起こりやすくなります。このような保管場所の場合はしっかりとしたコーティングを施工しておくことで塗装の劣化を遅らせることができます。
注文後に色の変更はできる?
時と場合によります。
特にジムニーは注文してから納期が掛かる車種なので、待っている間に気が変わって「違う色が良かった」なんて後悔することもあり得ます。
契約して間もないなら車体色の変更を受け入れてくれる可能性はありますが、当然ながら納車の時期が近づくほど色の変更は難しくなってきます。
できるだけ早い段階で注文したディーラーに相談するか、契約前に「色の変更はいつまでならできますか?」と確認しておいてもいいかもしれません。
また、色の変更を受け入れてくれたとしても納期が伸びてしまうことも考えられるので、とにかく早くディーラーに確認することが大切です。
唯一存在する受注生産の車体色
実はジムニーにだけ1色だけ受注生産の車体色が設定されているのです(ジムニーシエラには設定されていない)。
それはキネティックイエローのブラックトップ2トーン仕様車です。ボンネットとルーフを黒に塗り分けた車体色で66,000円の追加料金が発生します。
これとは別に44,000円の追加料金がかかるルーフだけを黒に塗り分けたブラック2トーンルーフ仕様車(3色あり)も存在し、受注生産ではなくジムニーシエラにも設定されます。
結局は人気色なら後悔しない?
悩みに悩んでどの色にすればいいかわからなくなってしまったのなら人気色は無難な選択だといえるでしょう。リセールバリューも高く後悔しづらい色ではあります。
もちろん高い買い物になるので後悔しない色選びは必要なのですが、せっかくジムニーに乗るなら遊び心のある色を選んでみるのも楽しいかもしれません。
4×4エスポワールではジムニーの車体色に合わせたカスタムをご提案できます。どんな色の組み合わせならカッコよく見えるのか?といったアドバイスできますのでお気軽にご相談下さい。
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4x4エスポワール
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