ジムニーのカスタム車両を見ていると気付くことがありませんか?そう、16インチのアルミホイールを履いたジムニーしかないことです。16インチホイールはジムニーカスタムの定番サイズとして浸透しています。
少数派ではありますが、実はジムニーにも20インチや18インチの大径アルミホイールも履くことができるんです。現在のジムニーJB64系や先代のJB23系、さらに古いJA11系の全てに当てはまります。
まだまだ装着車両は少ないですが、20インチや18インチの大径アルミホイールをジムニーに履かせてみたいユーザー向けに詳しく調べてみました。
★2024年7月 一部更新
目次 |
大径ホイールを履いたジムニー
実際に大径ホイールを履いたジムニーを調べてみると、少数ながらも18インチ~24インチホイールを履いた車両を見つけることができました。
16インチホイールと違うスタイルを探しているユーザーには大径ホイールを装着したジムニーも魅力的に見えると思います。
一体どんな風に仕上がるのか参考にしてみて下さい。
18インチホイール
こちらの18インチホイールを装着したジムニーシエラJB74は1インチアップ車両。
ホイールはレイズ製のA・LAP-07Xで、サイズは7Jx18+8となっています。タイヤはトーヨー オープンカントリーR/Tの225/60R18が装着され、きれいにフェンダー内に収まっています。乗り心地や実用面を考えると18インチあたりのサイズがちょうど良いかもしれません。
20インチホイール
せっかく大口径ホイールを履かせるなら、20インチぐらいを履かせてみたいと考えている方も多いと思います。
こちらのジムニーJB43は迫力満点のエアロバンパーとワイドオーバーフェンダーのおかげで、20インチホイールもしっかりキマってますね。
リフトアップしているようですが、ローダウンしてもかなりカッコ良いと思います。
画像:ギッピーオフロード
22インチホイール
フルサイズのSUVクラスでも大径の部類に入る22インチホイールもジムニーに履くことができます。
これと言った改造がされていないジムニーJA11でも、22インチホイールを履くだけでカッコよく仕上がります。
このサイズでノーマル車高だとタイヤハウス内に干渉しないのか心配になりますが、見た目はバッチリですね。
24インチホイール
調べていた中で最大サイズのホイールだったのはジムニーJA11が装着していた24インチホイールです。
現実的ではないショーカーレベルのサイズですがジムニーに装着できることは驚きでしかありません。ちなみにこのような超大口径ホイールを履くカスタムはアメリカ発のDUBカスタムとも言います。
なぜ大径ホイールは浸透しない?
主な要因となるのはジムニーカスタムの主流であったり、ジムニー自体の使用用途が関係してきます。
ジムニーカスタムの王道スタイルは、「リフトアップして大径タイヤを履かせる」です。これは、ジムニーJA11系以前から引き継がれるスタイルで、JB23や最新のJB64でも同じスタイルが好まれています。
ジムニーが得意とするシーンも本格派4WD車としての特性を生かしたオフロードや、釣りから狩猟に至るまで本格的なアウトドアで使われることが多いのも関係しています。
そんな中にあってジムニーに20インチや19インチの大径ホイールは全く浸透しませんでした。
特殊なホイールサイズも関係している
もうひとつの要因として挙げたいのは、歴代のジムニーが引き継いでいる5穴・PCD139.7の特殊なホイールサイズです。
詳しくは後述しますがジムニー専用と言ってもいいサイズで、他車種の社外ホイールが流用できないことも大径ホイールが広まらない理由のひとつです。最近は徐々にジムニー専用の大径ホイールも出てきましたが、選択肢はそれほど多くないのが現状です。
大径ホイールを装着する方法
ジムニーJB23系やJB64系などに大径ホイールを履かせるためには2通りの方法に分かれます。
1つ目はジムニー専用ホイールの装着。2つ目は専用ではないホイールの装着のどちらかになります。
どちらもメリット・デメリットがあるわけですが、最終的な判断はどんなホイールをジムニーに履かせてみたいのかがポイントとなります。
専用ホイール
2018年にジムニーJB64系が発売されてから、新たなカスタムスタイルとして専用の大径ホイールのラインナップが充実し始めました。現在販売されているサイズは18インチ、19インチ、20インチです。
装着時のイメージがわかったりマッチングに苦労しなくて良い点は大きなメリットです。
どんな種類のジムニー専用大径ホイールがあるのか知りたい方はこちらの記事が参考になります → ジムニーのアルミホイール選びに悩んだ時に役立つ一覧表
画像:エアロオーバー
画像:ファブレス
他車種用ホイールの流用
理想は専用ホイールを装着したいところですが、ラインナップが少なく自分好みのデザインが無い場合もあるでしょう。
そこで候補に挙がるのが専用ではない他車種用ホイールの流用です。デザインが豊富に選べる反面、サイズのマッチングや装着イメージがわからない点がデメリットです。
そして、専用ではないホイールをジムニーに履かせるためには色々と注意しておいてほしいポイントがあるんです。
センターハブが厄介
好みのデザインが見つかってもジムニーの場合はセンターハブが厄介な存在となります。
ハブ径が太くて(107Φ or 108Φ)長いため(60mm前後)、ほとんどの他車種用ホイールはそのままで装着することができません。
対策としてハブの影響を受けないようにワイドトレッドスペーサー等で逃がせる必要があります。
特殊なPCD
ジムニーのPCDは5穴の139.7ですが国産車ではほぼジムニーにしか採用されていない特殊なサイズなのです。
このため他車種用ホイールを流用するためにはPCD変換スペーサー、PCDチェンジャーを使用することが不可欠といっても良いと思います。
干渉対策が必要な場合も
大径ホイールのサイズ次第ではタイヤハウス内に干渉する恐れもあります。
ホイールのオフセットはもちろんの事、合わせるタイヤサイズによって干渉の度合いは変わります。マッチングの情報も少ないため入念な下調べが必要です。
対策の基本的な考え方は大径タイヤの干渉対策と同じなのでこちらの記事を参考にしてみて下さい。
人と被らないジムニーカスタム
今回はジムニーの大径ホイールについて取り上げてみました。装着されたジムニーを見ると案外悪くないと思われたのではないでしょうか?
16インチホイールが定番のジムニーカスタムも、大径ホイールを装着することで人と被らないオリジナリティ溢れるジムニーに仕上がります。
これまで4×4エスポワールでは数々のジムニー(デモカーページ参照)を製作してきました。今まで培ったノウハウでホイール選びを始めとした独創的なジムニーカスタムのお手伝いもできます。お気軽にご相談下さい。
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