1998年の発売より2017年現在まで20年近くも続く超ロングモデルのジムニーJB23!その間マイナーチェンジを繰り返し現在10型まで進んでいます。
そんなジムニーJB23の中古車を探している方にはおすすめの年式・型式を知りたいのではないでしょうか。カスタムが前提の方からすれば、購入時・カスタム時の注意点も知りたいと思います。
今回は将来のジムニストのために、ジムニーJB23の中古車購入の際に役立てて頂ければと思い「おすすめの年式・型式」・「購入時・カスタム時の注意点」・「中古車相場」の3点に絞り解説します!
★2018年11月 一部更新
★2020年4月 一部更新
おすすめの年式・型式
一概におすすめのジムニーJB23といってもすべての方に当てはまる訳ではありませんので、用途をオンロードとオフロードの2つに分けてそれぞれおすすめの年式・型式のジムニーを紹介します。
もちろん年式・型式だけではなく走行距離や修復歴の有無など確認しなければいけない項目は数多くありますので、総合的に車体の状態を見極めることも必要です。
オンロード(街乗り・通勤)
普段使いを重視するなら5型~10型(2004年~2017年)のジムニーがおすすめです!予算は必要ですが、高年式になるにつれ内装の質感も上がり快適性も向上しています。
安全面や環境面においても優れていますので、これから長くジムニーと付き合いたいという方には予算の許す限りなるべく程度の良い新しい型式を購入することをおすすめします。
オフロード(クロカン・カスタム)
クロカンやカスタムメインで考えるなら1型~4型(1998年~2004年)のジムニーがおすすめです。理由は何といっても車体価格の安さです!浮いたお金で自分好みのパーツで仕上げれば、他のジムニーとは被らないスタイルにできますよね!
その他の理由として5型以降から徐々に適用される規制などによりカスタムの自由度が制限される箇所が出てきます。詳しくは下の項目「購入時・カスタム時の注意点とは」をチェックしてみてください。
購入時・カスタム時の注意点とは
年式・型式によりジムニーJB23は各部に変更が加えられており、中古車の購入にも注意が必要なポイントがあります。この項目では特にカスタムに関係する部分についての購入時の注意点について紹介していきたいと思います。
それほどカスタム・改造をするつもりがない方でも知っておいてほしい事もありますので、購入後に「知らなかった!」とならないようにこの項目は必読です!
その他の細かな変更点を確認したい方は型式によって違いがあるジムニーJB23の1型~10型の変更点を参照してください。
リフトアップは直前側方視界を問われる場合あり
2007年1月1日以降に製造された車両(ジムニーJB23-6型の途中)は《直前直左確認鏡の技術基準》に適合しなければなりません。
対策方法については、カメラやサブミラーを装着して直前直左を視認できるようにすれば基準適合にさせることが可能です。
対策方法によっては陸運局の見解が地域によって変わるため、作業前に事前に陸運局に確認することがおすすめです。
参考:リフトアップしたジムニーは注意!車検で問われる直前側方視界基準とは
大径タイヤが装着できない?
ジムニーJB23の4型~7型途中まではタイヤハウス内のフレーム形状が異なります。大径タイヤを装着した場合、フレームに干渉してしまうためフレームの一部をカットしなければなりません。
DIYも可能ですが切断するために電動工具が必要となるので、自信のない方はショップにお任せするほうが良いと思います。
専用の対策パーツもアピオさんから販売されていますので、大径タイヤを履かせるつもりの方は要チェックです!
対策パーツ⇒あたらず君 ボディマウント補強キット | アピオ
マフラーは交換できるけど…
2010年(平成22年)4月1日以降に製造された車両(ジムニーJB23-7型途中)はマフラー新騒音規制により、認証を受けたもの以外は車検不可となります。
新騒音規制が適用されないJB23の1型~6型までは、認証を受けていないマフラーでも音量さえ基準内であれば車検に対応できます。
参考:【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめの社外マフラー
エンジンチューンをするなら
JB23-7型以降からCPUが高機能されたことで純正CPUのコンピューターチューンが可能となり、手軽にジムニーJB23をパワーアップさせることが可能となりました。
セッテイング次第では100ps近いパワーを出力させることもできるので、エンジンチューニングに興味のある方は7型以降のJB23がおすすめです。
参考パーツ:+POWER ECM | RA-NO’S
ボンネットとエアインテークを社外製にする時は
JB23-9型からボンネット形状が変更され、8型以前の社外ボンネットは装着不可です。同様にエアインテーク形状も変更されているので8型以前の社外エアインテークも装着不可となります。
FRPやカーボンボンネットで軽量化しようと考えている方は要注意です。
社外フロントグリル
ジムニーJB23は1型~3型までグリルとボンネットが一体式のため専用品が必要となります。
社外グリルを装着する場合はグリルとボンネットが分離した4型以降が対象となります。
参考:【タイプ別で比較】ジムニーJB23におすすめの社外フロントグリル
参考:純正フロントグリルで見分けるジムニーJB23の1型~10型の違い
2WD⇔4WDの切り替え方法
JB23-5型以降は4WDの切り替えがレバー式からボタン式に変更されています。手軽に切り替えができる反面、4WDに切り替わらないトラブルが発生することもあります。
現行のジムニーJB64系がレバー式に戻ったことからも、トラブルを回避したいなら4型までのレバー式がおすすめです。
下回りの錆・腐食
カスタムとは関係ありませんが、購入前には念入りにボディ・フレームの腐食チェックしておくことが重要です。
雪国で使用されていたようなジムニーは、ボディはキレイでも下回りをのぞくとサビだらけになっている場合も多々あります。サビが進行して、トランスファーが脱落したなんて事例も聞いたことがあります。
具体的にどの部分か知りたい方はジムニーの上手な買い方【杉浦自動車】でわかりやすく解説してくれています。
まだ下回りのダメージが少ないなら、早い内に防腐塗装をしておくことがおすすめです。
参考:ジムニーは錆びやすい?早めの防腐塗装をおすすめする理由
リフトアップ車は補正の有無をチェック
ジムニーはリフトアップされたカスタム車両の人気が高く、中古車市場でもリフトアップ済みの車両が多く流通しています。
車高が上がって見た目はカッコ良く見えても、リフトアップに応じた各部の補正がされているか確認しておいたほうが良いでしょう。
補正を行っていないリフトアップ車は快適に走れないばかりか安全面にも影響を及ぼします。
参考:ジムニーJB23のリフトアップで必要となる補正パーツの役割とは
ジムニーJB23の中古車相場
現在のジムニーJB23の中古車相場を「カーセンサー」がわかりやすく分類してくれている表があるので、参考にしてみてください。
参考:相場表【カーセンサー】
ジムニーの中古車相場は年式が経つにつれバラつきが大きくなります。特に程度の良いカスタム車に関しては年式・走行距離に関係なく高値で取引される傾向です。
自分が欲しい年式・型式と予算を照らし合わして、中古車情報サイトでよく調べておく事も重要です。
最後に
「遊び車」として人気の高いジムニーJB23ですが、豪雪地帯や山間部では無くてはならない車としても活躍しています。
2018年7月には新型ジムニーJB64が発売され、程度の良いJB23の中古車相場は高騰していくと予想されます。もし今ジムニーJB23の購入を考えらている方はなるべく早めの購入が良いかもしれません!
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