ルーフキャリアは昔からある定番パーツですが、ジムニーJB64/JB74となってから装着率がかなり高くなりました。
本来は荷物の積載能力をアップする目的に装着されるルーフキャリアですが、見た目をカッコよくしたい理由で装着するユーザーも多く見受けられます。
今回はアウトドア系ジムニーカスタムの定番メニューとなりつつあるルーフキャリアについて取り上げてみます!
★2022年11月 一部更新(ベースキャリア)
★2024年6月 一部画像追加
目次 |
ルーフキャリアの基本的なこと
なじみのない方からするとルーフキャリア(ルーフラックともいう)といっても、わからない部分が多いパーツではないでしょうか。
実際に購入する段階になった際には、ある程度ルーフキャリアの基本的なことを知っておかないと必ずあとで後悔することになります。また車中泊やキャンプをする方にとっては実用面もしっかり吟味しておきたいところです。
ルーフキャリア選びを失敗しないために何を知っておけばいいのかまとめました。
車検に対応する
ルーフキャリアを装着すると車検証に記載されている全高よりも高くなってしまうため車検に通るかどうか心配されている方もいるかもしれません。
カスタムパーツを取り付ける時に車検に対応するかどうかは結構重要な項目ですよね。安心してください。ちょっと専門用語になりますが、ルーフキャリアは「指定部品」に分類されるため装着したままでも車検に対応します。もちろんJB64ジムニー、JB74シエラのどちらでも車検に対応します。
ドレスアップ効果がある
荷物を載せるうんぬんよりも、見た目重視でルーフキャリアを装着することも珍しくありません。具体的には次の2つの理由が挙げられます。
- 車高が高く見える
- アウトドア感が出せる
1つ目はあくまでも視覚的な効果ではありますが、ルーフキャリアで全高が高くなることによってリフトアップをしていなくでも車高が高く見える効果があります。
ただ、注意しておいてほしいのは車高を高く見せることを狙いすぎて必要以上にルーフキャリアで高さを稼ごうとするのはナンセンスです。全高としては高くなりますが車体との一体感がなく見た目が良くありません。
2つ目はアウトドア=オシャレといった価値観が生まれてきていることが関係しています。ルーフキャリアを付けているだけでアウトドアに行かずとも、アクティブな印象を持たせることができるので、いわゆる「おしゃれなジムニー」を演出することができます。
ベースキャリアが必要となる製品も
実はルーフキャリアとは別に土台となるベースキャリアが必要になる製品もあります(下画像)。
キャリア部分を別に用意しなければいけない面はありますが、言い換えると自らの用途に適したキャリアの形状・サイズを選ぶことができます。
費用面に関してもジムニー専用品に比べると割安になることが多く、コスパ重視で選ぶならベースキャリアが必要なタイプを検討してみる価値はあるでしょう。
使い道も広がる
ベースキャリアがあれば幅広い使い方に対応できるメリットがあります。
ルーフボックスやサイクルキャリア、スノーボードキャリアといったものに付け替えることができ、自分の用途に合わせて展開していけるので載せたいものが決まっているならベースキャリアの方が魅力的かもしれません。
以下のリンクではベースキャリアにどのようなキャリアが適合するのか一覧することができます。
参考:ジムニーJB64用キャリア 車種別適合情報 – 株式会社カーメイト
画像:モトレージ
予算・工賃
パーツ代についてはピンキリなので結構難しい部分でもあるのですが、低価格帯なら3万円前後。高級路線や有名メーカーなら5万円オーバーぐらいでしょうか。ベースキャリアも含めるとプラス1万円ほど必要になります。
工賃についてもやはりピンキリではありますが大体1万円前後が妥当だと思います。
ルーフキャリアを屋根に載せるのが1番の難関なので、その部分さえクリアすることができるなら(誰か手伝ってくれる人がいるなら)DIYで取り付けにチャレンジしてみても良いかもしれません。
カスタマイズ
上級者向けではありますが、ルーフキャリア自体にカスタマイズすることも可能です。
アクセントとしてLEDライトバーなどのランプ類を後付けすることでグッとオフロードテイストを演出する方法や、下の画像のようにスペアタイヤを載せられるようにするなど、アイデア次第でいくらでもカスタマイズすることができます。
ルーフキャリアのデメリット
付けてからでは遅いのでジムニーJB64系にルーフキャリアを装着することによる基本的なデメリットも知っておきましょう。
安い買い物ではないのでデメリットをしっかり理解した上で購入するかどうかの判断がおすすめです。
走行性能・燃費面への影響
商品によってバラつきがありますがルーフキャリア単体での重量は大体10kg~20kgほどあり、車体の最上部に装着することから重心が高くなってしまいます。
荷物を載せるとさらに重心が高くなるためフラつきの原因や燃費面に悪影響を及ぼします。
重たくない荷物であっても大きな荷物の場合は空気抵抗が増えることによって横風に煽られたり、操縦安定性・燃費に影響することも知ってもらいたいポイントです。
全高が高くなる
人によってはもっともネックとなる部分かもしれません。ルーフキャリアを装着したJB64系ジムニーに高さのある荷物を積むと全高2mを超える場合もあります。
立体駐車場などの高さ制限で入れなくなる恐れもあるので、なるべく高さを抑えたルーフキャリアがベターです。
リアラダーや脚立が必要かも
ジムニーJB64/JB74のルーフキャリアでは頭よりも高い部分に荷物を上げる必要があります。さらに荷物の固定もするとなるとドアを開けたところに立ったりでもしない限り届きません。
作業性・安全面を考えるとリアラダーや脚立の必要性が高まります。実際のところは脚立よりもリアラダーを装着するケースが多く、ルーフキャリアとのセット購入となるためリアラダーの予算も考えた商品選びが必要です。
ただ、リアラダーは機能面だけでなくリア周りのドレスアップにも貢献するのでプラス面と捉えることもできます。
風切り音の発生
高速走行するとルーフキャリアの形状や荷物によって風切り音が発生する場合があります。
たかが風切り音ではありますが、長距離移動では常に鳴り続けることになるためなかなかの苦痛です。
風よけのフェアリングや対策パーツを装着することで、ある程度の軽減はされるので必要に応じて装着してください。
洗車がしづらくなる
ルーフキャリアを取り付けてしまうと屋根周りの洗車がツラくなります。キャリアの形状によっては手が届かなくなる部分も出てきます。ほとんど見えない部分ですがキレイ好きにはちょっともどかしいポイントかもしれません。
ワックスをかける際の作業性は著しく下がりますし、鳥のフンを落とされてしまった場合にはなかなか苦労します。
当然のことながら洗車機でもブラシが入らないので、洗車機派の人にとっては天井だけ手洗いが必要になるのは結構なマイナスポイントとなるでしょう。
参考にしてみてください
良いところもあれば悪いところもそれなりにあるのがルーフキャリアです。今回の記事を参考にして、まず自分にとって必要か不要か判断するところから始めてみてください。
ルーフキャリアのラインナップは充実してきているのできっと自分好みのものが見つかると思います。
悩んで決められないときは4x4エスポワールにご相談ください。お客様のジムニーカスタムをサポートさせていただきます。
★ルーフキャリア選びにお悩みの方はこちらも参考にしてみてください!
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