ジムニーJB64/74には数多くの社外製リアバンパーが存在します。その多くは純正テールを使用することをベースに作られたものが多い中、アルト（HA36）用の純正テールランプを使用できるバンパーも存在します。
今回、4×4エスポワールは新たにアルト用のテールランプが取り付けられるジムニーJB64/74用のリアバンパーを開発しました。
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アルト用テールを使用するメリット
まず初めにジムニーJB64/74のリアバンパーにアルト用テールを使用するメリットから知ってもらいたいと思います。
コンパクト＆スタイリッシュ
この部分はかなり大きいと思います。アルト用テールランプはジムニーの純正テールよりもコンパクトで、リア周りを断然スタイリッシュに見せることができます。
その理由は、ジムニーの純正テールのタテの長さは約11.5cmに対し、アルト用テールは約7.8cmと明らかに小さく設計されているからです。
たった数cmの違いかもしれませんが、このタテの長さの違いがリアのスタイリングに大きな影響を与えます。
テールランプがコンパクトだとリア周りがスッキリと見え、リフトアップ車の場合では車高がより高く見える効果も期待できます。
さらに、バンパーも全体的にコンパクト化できるため、オフロード走行時に障害物からのダメージを避けるメリットもあります。
安定した部品供給
社外リアバンパーの中には汎用品のLEDテール等を使用しているものもあり、長いスパンで見ると球切れが起こった際や破損した際に同じものが購入できなかったり、購入できたとしても高額な場合もあります。
HA36アルトに使用されていたテールランプであれば、スズキから純正部品を取り寄せることが可能なため将来的に安定した部品供給がされるといった面は大きなメリットになります。
またHA36アルトは年間数万台も売れていた車種であることから中古品も多く出回っているため格安で手に入れることができます。
社外製LEDテールも豊富
HA36のアルトには社外製LEDテールも豊富にラインナップされています。
下の画像にあるLck619製「イダテン」のようにデザイン性も高く、純正テールを使用するよりもドレスアップ効果は抜群です。
せっかくアルト用テールが使えるジムニーJB64/JB74のリアバンパーを装着するなら社外製LEDテールが断然おすすめだといえるでしょう。
Lck619 アルト用LEDテールランプ イダテン 画像：Lck619
4×4エスポワール JB64/74用リアバンパー
ここからは4×4エスポワールのJB64/74用リアバンパー（アルトテール）について、どんなものなのか？を詳しく紹介していきます。
スチール製で4箇所を固定し強度を確保
オフロード走行を想定したリアバンパーを考える上で重要なのは強度です。材質はスチール製で製作しており、パイプやプレートの厚みを増すことで強度は確保できますが、どうしても重量増加は避けられません。
そこで固定方法で強度を確保できるように設計しました。強度を無視すれば2箇所だけでもリアバンパーの固定はできますが、4箇所でリアバンパーをしっかり固定し強度を確保できるようにしました。
また、固定箇所を増やして強度を確保したことで材料自体の軽量化も実現できたほか、走行時における振動の影響も少なくしました。
パイプ径は極太の76Φ
左右のテールランプを繋ぐパイプは太さにこだわりました。細いパイプにするとコンパクトさは際立ちますが、見方によっては貧弱に見えてしまいます。
そこで、このJB64/74用リアバンパーではリア周りにインパクトを与えるためにΦ76の極太パイプで製作しました。これにより強度の確保と迫力のあるリアビューを演出することができます。
テール部分はこだわりのカット形状と曲げ
じっくり見ないと気付かないポイントかもしれませんが、テールレンズをはめ込む外周部分はカット形状にこだわっています。
上から見てもらうとわかりやすいのですが、アーチ状にカットされているのがわかるでしょうか？（画像中央の矢印部分）
試作段階ではこの部分を真っすぐカットしていましたが、テールレンズをはめ込んだ時に見た目のフィット感が悪かったことからアーチ状に変更しました。
また、曲げの部分についてもボディとの一体感を出すために斜めに曲げています（画像右側の矢印部分）。
こういった細かなことではありますが、仕上げをこだわることによって全体的な見た目が大きく違ってきます。
できる限りリアゲートとのすき間は最小限に
取り付け位置にもこだわって作りました。
注目していただきたいポイントはリアゲートとバンパーのすき間です。下の画像を見てもらうとわかるようにリアゲートの開閉ができるギリギリまで、リアバンパーを上方までレイアウトしました。
このすき間をできるだけ少なくすることでボディとの一体感を高めることができます。
リアバンパー本体にナンバー取付が可能
ジムニー用社外リアバンパーの多くはナンバープレートの移動を前提としています。この4×4エスポワールのリアバンパーもその一つです。
しかし、他のリアバンパーと違うのはバンパー本体にもナンバープレートを取り付けできるように設計されている点です。
ナンバープレートの取付位置によってリア周りの印象が大きく変わることを考慮して、リアバンパー本体への取付と、リアゲート側への取付の2パターンを選んでいただけるようにしました。
リアバンパー本体への取付は「ナンバー取付キット」を使用いただくことで取付が可能となっています。
ナンバー取付キット装着用の穴を活用
ナンバー取付キットを装着しない場合の活用法も紹介しておきます。
リアバンパーの後ろ側にはナンバー取付キット装着用のステーが出ていて穴が2箇所開いています。
このステーに開いている穴を使用すればLEDバックランプやスコップホルダー等を取り付けることが可能となっており、カスタマイズ性を持たせました（下画像）。
基本的には車検に対応
アフターパーツを取り付ける時に気になるのは車検に通るかどうか？ではないでしょうか。
このリアバンパーは基本的に車検に通ります。「基本的」とする理由は継続車検に限られることと、検査官により判断が異なる可能性があるからです。
この点はほとんどのカスタムに言えることで、リアバンパーに限らずフロントバンパーなどにも当てはまることです。
開発のキッカケはひとつのLEDテール
今回のリアバンパー開発のキッカケになったのがLck619がリリースするアルト用LEDテールの「イダテン」です。
何よりもデザインがカッコいいことと、製品自体のクオリティが高いことが開発に至った理由です。
このLck619ブランドをプロデュースしているのはハイエースカスタムで有名な415コブラも手掛ける株式会社ラブラークです。
純正テール仕様のリアバンパーもラインナップ
アルトテールのリアバンパーはコンパクト＆スタイリッシュがメリットですが、ネックとなるのはアルト用のテールランプを用意しなければならないことです。
純正テールランプに対応したリアバンパーであればバンパー本体だけを購入するだけで済むため、コスト面で有利です。そういったニーズに応えて純正テールに対応したリアバンパーもラインナップしています。
固定方法などはアルトテール仕様同様に4箇所でしっかり固定し軽量に作ってあります。
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気になる価格は？
バンパー本体で45,000円（税抜）です。
アルト用テールは別途購入が必要となります。
取り付け自体はそれほど難しいものではないので、ある程度DIYに自信がある方なら問題なく取り付けできるレベルだと思います。
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