これまでジムニーは何度かリコールの対象になったことがあります。
現に所有しているジムニーがどんなリコールの対象になっているか?なっていたか?を確認しやすいように一覧にしてまとめました。
また、「サービスキャンペーン」「保証期間延長」「用品・その他の情報」についてもまとめました。
★2024年1月 更新
目次 |
リコール・改善対策 一覧
1999年以降のジムニーに出されているリコール情報をまとめました。
過去のリコールの対象車となっていて中古車などで過去の履歴がわからない場合、すでに対策済みか確認するにはスズキディーラーに問い合わせると調べてくれます。
安全面に大きく関わるリコール対象となったジムニーにお乗りの場合、できるだけ速やかに改善しておきましょう。ちなみにリコールの改善作業には一切費用がかかりませんので安心して下さい。
※リコール対象車に含まれる車台番号の範囲であっても、対象とならない車両も含まれる場合があります。
令和6年(2024年)
リコール開始日 |
令和6年1月27日 |
不具合の内容 | 低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため変形することがあります。最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。 |
改善の内容 | 全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します。 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 22,264台(JB64W-101560~JB64W-134664)平成30年6月1日~令和元年8月29日 ジムニーシエラ: 8,510台(JB74W-102720~JB74W-111240)平成30年11月10日~令和元年8月21日 |
備考 | 本件は、令和3年5月14日付け届出番号「4947」にてリコール届出を行いましたが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届出。 |
参照:2024年1月26日 クロスビー、ジムニー、ジムニーシエラ、ソリオ、スイフト、スペーシア車いす移動車のリコールについて【スズキ】
令和3年(2021年)
リコール開始日 |
令和3年9月10日 |
不具合の内容 | マニュアルシフトレバーからのオイル漏れのおそれ。最悪の場合、走行不能になるおそれ |
改善の内容 | 全車両、自動変速機のオイルシールを点検。オイルシールのリップめくれ、オイル漏れのあるものは自動変速機を良品に交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 137台(JB64W-202124~JB64W-205521)令和3年5月17日~令和3年7月5日 ジムニーシエラ: 78台(JB74W-138880~JB74W-139603)令和3年5月17日~令和3年6月11日 |
備考 | AT仕様のみ |
参照:2021年9月9日 エブリイ、エブリイワゴン、ジムニー、ジムニーシエラのリコールについて【スズキ】
参照:2021年5月14日 クロスビー、ジムニー、ジムニーシエラ、スペーシア車いす移動車のリコールについて
参照:2021年4月19日 ジムニー、ジムニーシエラのリコールについて
令和2年(2020年)
リコール開始日 |
令和2年11月6日 |
不具合の内容 | ①ブレーキパイプの組み付け不良によるブレーキ液漏れ、および制動力低下のおそれ。関連して燃料蒸発ガスパイプが損傷して燃料蒸発ガスが漏れるおそれ ②燃料フィラーホースの組み付け不良による亀裂のおそれ。最悪の場合、燃料が漏れるおそれ |
改善の内容 | ①全車両、ブレーキパイプの組み付けを正しい位置に修正します。 ②全車両、燃料フィラーホースを新品に交換し、正しい方向で組み付けます。 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 798台(JB64W-159617~JB64W-167672)令和2年7月6日~令和2年9月7日 |
備考 | ①592 ②798 |
参照:2020年10月1日ジムニー、ジムニーシエラのリコールについて
令和元年(2019年)
リコール開始日 |
令和元年7月11日 |
不具合の内容 | 燃料ホースの成形不良による変形。最悪の場合、燃料が漏れるおそれ |
改善の内容 | 全車両、燃料ホースを良品と交換します。 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 21,248台(JB64W-100092~JB64W-121516)平成30年5月11日~平成31年3月12日 |
備考 | - |
平成30年(2018年)
リコール開始日 |
平成30年12月26日 |
不具合の内容 | フロントデファレンシャルに減速比の異なるフロントデファレンシャルを組み付けたものがあり、四輪駆動走行時に前輪と後輪に回転差が生じる。最悪の場合、駆動系部品が損傷し、走行不能となるおそれ |
改善の内容 | 全車両、フロントデファレンシャルを正規品に交換します。 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 20台(JB64W-111194~JB64W-111356)平成30年11月2日~平成30年11月8日 |
備考 | - |
平成27年(2015年)
リコール開始日 |
平成27年7月24日 |
不具合の内容 | アンチロックブレーキシステム(ABS)の油圧調整装置において、構成部品から異物が発生するおそれ。そのため、ABS作動不良により走行安定性を損なうおそれ |
改善の内容 | 全車両、ABSの油圧調整装置を良品と交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニーシエラ: 125台(JB43W-580544~JB43W-580668)平成26年12月15日~平成27年1月16日 |
備考 | - |
参照:2015年7月23日 アルト、エブリイ、ジムニー(ジムニーシエラ)のリコールについて
平成26年(2014年)
リコール開始日 |
平成26年5月16日 |
不具合の内容 | 前輪のサスペンションにおいて、ラテラルロッドとアクスルハウジングを結合するボルトが緩み、異音やハンドル振動が発生すおそれ。最悪の場合、かじ取り性能が低下するおそれ |
改善の内容 | 全車両、前輪の当該結合部にばね座金を追加、強度を上げた対策ボルトに交換。整備時に部品が混同されることを防止するため後輪についても同様の改善措置を実施 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 28,950台(JB23W-680014~JB23W-708971)平成24年5月7日~平成26年3月26日 ジムニーシエラ: 2,045台(JB43W-560008~JB43W-562052)平成24年5月7日~平成26年3月25日 |
備考 | - |
参照:2014年5月15日 ジムニー、ジムニーシエラのリコールについて
平成22年(2010年)
リコール開始日 |
平成22年6月3日 |
不具合の内容 | パワーステアリングポンプ駆動用ベルトのテンショナプーリ破損のおそれ。そのため、異音が発生し、最悪の場合、ハンドルの操作力が増大するおそれ |
改善の内容 | 全車両、テンショナプーリを対策品と交換します。 |
対象車両 (車体番号) |
①ジムニーシエラ: 348台(JB43W-200760~JB43W-201107)平成17年5月31日~平成17年10月31日 ②ジムニーシエラ: 743台(JB43W-300004~JB43W-300749)平成17年11月4日~平成18年6月8日 |
備考 | - |
参照:2010年6月2日 エスクード、ジムニーシエラのリコールについて
平成19年(2007年)
リコール開始日 |
平成19年2月16日 |
不具合の内容 | ①マニュアル車において、ギヤシフトコントロールジョイントとアーム結合部の樹脂製ブッシュの構造が不適切なため固定ナットの締付トルク不足が発生し、当該ナットが脱落のおそれ。最悪の場合、シフトができなくなるおそれ ②マニュアル車において、ギヤシフトコントロールジョイントの固定ナットが締め付けられていないことによる、当該ナットが脱落のおそれ。最悪の場合、シフトができなくなるおそれ |
改善の内容 | 全車両、当該ナット締付作業完了のマーキングを確認。マーキングがない場合には、当該ナットにゆるみ防止剤を塗布し、規定トルクで締め付け |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 596台(JB23W-516994~JB23W-520773)平成18年11月10日~平成19年 1月29日 ジムニーシエラ: 31台(JB43W-301139~JB43W-301278)平成18年11月10日~平成18年12月21日 |
備考 | ジムニー: ①550台 ②46台 ジムニーシエラ: ①31台 ②0台 |
参照:2007年2月15日 ジムニー、ジムニーシエラのリコールについて
平成17年(2005年)
リコール開始日 |
平成17年12月8日 |
不具合の内容 | リヤコンビネーションランプの赤色レンズの耐候性不良による褪色(色あせ)のおそれ。保安基準に適合しなくなるおそれ |
改善の内容 | 全使用者へ当該レンズの褪色現象について周知。リヤコンビネーションランプの赤色レンズの色が薄くなり、白く見える場合には、当該レンズを対策品と交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニーJA71: 2,840台(JA71-162646~JA71-165587)平成元年11月 1日~平成元年12月28日 〃 JA11: 33,914台(JA11-100038~JA11-134495)平成 2年 3月 5日~平成 3年 6月 5日 〃 JA11: 119,918台(JA11-150028~JA11-336657)平成 2年 6月10日~平成 7年10月13日 〃 JA12C: 1,329台(JA12C-100006~JA12C-150646)平成 7年11月10日~平成10年 8月28日 〃 JA12V: 2,705台(JA12V-100004~JA12V-151169)平成 7年11月10日~平成10年 8月28日 〃 JA12W: 9,992台(JA12W-100017~JA12W-155767)平成 7年11月10日~平成10年 8月28日 〃 JA22W: 44,598台(JA22W-100019~JA22W-163600)平成 7年11月10日~平成10年 8月29日 ジムニーシエラJB31W: 12,887台(JB31W-100022~JB31W-121701)平成 5年 5月13日~平成 7年10月 4日 〃 JB32W: 4,484台(JB32W-100021~JB32W-110500)平成 7年11月10日~平成 9年 9月17日 |
備考 | - |
参照:2005年12月8日 ジムニーの予見性リコールについて
参照:2005年7月28日 エブリイ、ジムニーのリコールについて
平成15年(2003年)
リコール開始日 |
平成15年1月28日 |
不具合の内容 | マニュアル車の動力伝達装置のボルト組み付け不良により、最悪の場合、シフト操作ができなくなるおそれ |
改善の内容 | 全車両、ギヤシフトレバーリヤケースセットを良品と交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 63台(JB23W-324514~JB23W-324854)平成14年12月10日~平成14年12月19日 |
備考 | - |
平成13年(2001年)
リコール開始日 |
平成13年8月30日 |
不具合の内容 | マニュアル車の動力伝達装置においてシフトレバーの固定作業が不適切なため、最悪の場合、シフト操作ができなくなるおそれ |
改善の内容 | 全車両、ネジ穴のグリースを拭き取るとともにボルトを対策品と交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 10,797台(JB23W-100052~JB23W-125380)平成10年10月 1日~平成11年 9月28日 ジムニーワイド: 5,090台(JB33W-100057~JB33W-115897)平成10年 2月19日~平成11年 9月28日 |
備考 | - |
サービスキャンペーン
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、サービスキャンペーンとは不具合が起こりうる可能性はあるものの、安全面に大きく関わるリコールより重要度が低い場合に周知されるものです。リコールと同様に無償修理の対象なので一切の費用はかかりません。
平成29年(2017年)
サービスキャンペーン開始日 |
平成29年9月8日 |
不具合の内容 | ターボ車において、クランクプーリとクランクシャフトを締結しているボルトの締付け方法が不適切なため緩むおそれ。そのため、異音、及び駆動ベルトに滑りが生じ、そのまま使用を続けると、オルタネータ発電不良及びウォータポンプ駆動不良により、警告灯が点灯するおそれ |
改善の内容 | 全車両、クランクプーリボルトを新品に交換し、角度法で締め付け。また、プーリ等に損傷がある場合には損傷のある部品を新品に交換したうえで、ボルトを角度法で締め付け。 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 21,319台(JB23W-500005~JB23W-533066)平成17年11月3日~平成19年11月13日 |
備考 | - |
参照:2017年9月7日 ワゴンR、セルボ、MRワゴン、ジムニーのサービスキャンペーンについて
平成18年(2006年)
サービスキャンペーン開始日 |
平成18年2月17日 |
不具合の内容 | 過給機付原動機のPCVバルブに、異なる構成部品を組付けたことによる異常のおそれ。そのため、長期間使用した場合、排気管から白煙が発生するおそれ |
改善の内容 | 全車両、PCVバルブを良品に交換 |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: 155台(JB23W-415329~JB23W-415499)平成17年10月20日~平成17年10月25日 |
備考 | - |
参照:2006年2月16日 エブリイ・アルトラパン・Kei・ジムニー・MRワゴン・ワゴンRのサービスキャンペーンについて
保証期間延長
ジムニーには保証期間が設定されていますが、製造上や材料の不具合が発生する可能性が高い部品に限定して保証期間延長の措置がとられることがあります。
リコールとサービスキャンペーンでは無条件で無償修理となりますが、保証期間延長だけは例外で保証期間内に不具合が発生した場合にだけ無償修理の対象となります。
令和2年(2020年)
保証期間延長発表日 |
2020年5月28日 |
不具合の内容 | R06A型エンジンにおいて、クランクシャフトのスラストベアリングが潤滑不良により摩耗するおそれ。そのまま使用を続けると、エンジンから異音が発生するおそれ |
保証の内容 | 当該事象が発生した場合については、保証期間を延長 【従来】新車を登録した日から5年間、ただし走行距離10万kmまで 【変更後】新車を登録した日から10年間、ただし走行距離20万kmまで |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: JB64W-100093~JB64W-107264 平成30年5月11日~平成30年8月30日 |
備考 | MT車 |
参照:2020年5月28日 アルト、ワゴンR、ハスラー、アルト ラパン、ジムニーのスラストベアリング保証期間延長について
平成28年(2016年)
保証期間延長発表日 |
2016年9月8日 |
不具合の内容 | 電動格納機能付きアウトリヤビューミラー(サイドミラー)において、内部のギヤ破損により電動で開閉作動ができなくなるおそれ。なお、カバー部が閉じた状態で上記不具合になった場合、保証修理されるまではカバー部を手動で開いてご使用願います |
保証の内容 | 全車両、保証期間を延長 【従来】新車を登録した日から3年間、ただし走行距離6万kmまで 【変更後】新車を登録した日から10年間、ただし走行距離20万kmまで |
対象車両 (車体番号) |
ジムニー: JB23W-652973~JB23W-713388 JB23W-652973~JB23W-713388 |
備考 | 上記不具合になった場合、保証修理されるまではカバー部を手動で開閉して使用 |
参照:2016年9月8日 ワゴンR、エブリイ、ジムニー、パレット、スペーシア、MRワゴン、アルト、アルト ラパン、ソリオ、スイフト、SX4 アウトリヤビューミラーの保証期間延長について
用品・その他の情報
リコールのような重要度の高い不具合に関してはメーカーが国土交通省に届け出することが義務付けられていますが、重要度がそこまで高くない場合は自主改善としてメーカーが自主改善として周知する場合があります。また自動車ではなく後付け用品(オプション)に対しても同様に自主改善が実施される場合があります。
令和元年(2019年)
自主改善開始日 | 令和元年8月2日 |
不具合の内容 | 後付け用品として販売したリミテッドスリップデフキットの取付説明書において、ドレンプラグの締付トルクに記載の誤りにより、デファレンシャルオイルが漏れるおそれ |
改善の内容 | ・ドレンプラグの締付トルクを確認し、正規の締付トルクより低い場合はガスケットを新品に交換。ドレンプラグを正規のトルクで締付け ・取付説明書を保有されている顧客に対して、正規の締付トルクを記載したものに差し替え |
自主改善対象製品の出荷期間 |
平成30年6月25日~平成30年10月26日 |
自主改善対象数 | ジムニー: 221個(部品番号:27400-80820-000) |
備考 | - |
参照:2019年8月1日 ジムニー、ジムニーシエラのリミテッドスリップデフキットに関わる自主改善の実施について
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