ジムニーJA11系のリーフ車を簡単にリフトアップする方法

ジムニーJA11系のリーフ車を簡単にリフトアップする方法

ジムニーJA11系のリフトアップを行うにあたってリーフスプリングではない部品を使ってリフトアップすることもできます。

しかも比較的簡単な作業でジムニーJA11系の車高を上げることができるんです。

今回はどんな方法でジムニーJA11を簡単にリフトアップさせるのかを紹介していきます!

★2024年8月 一部更新


シャックルだけで簡単リフトアップ!

その方法はリーフスプリングとフレームを繋ぐ「シャックル」を交換するだけです。

シャックルはリーフ(板バネ)の車なら必ず付いているパーツで、簡単に説明するとリーフの動きを助けてあげる役割を持っています。

シャックルはリーフよりもリーズナブルなので、低コストにジムニーJA11系をリフトアップすることができます。

ジムニーJA11系のサスペンション
画像中央部が「シャックル」

シャックルをロングタイプに交換する

どんなシャックルに交換すれば良いのかと言うと、ノーマルよりも長くすればリフトアップさせることができます。

単純に言えばシャックルが長ければ長いほど車高を高くすることができます。

色々な長さの社外品のロングシャックルが売られていますが、とにかく車高を上げることが目的なら長さだけで選べばOKです。

ジムニーJA11系 ロングシャックル
ロングシャックル(ブーメランタイプ)

シャックルで上げられるリフトアップ量

ジムニーJA11はシャックルが長ければ長いほど車高を高くすることができると説明しましたが、実際のところシャックルでのリフトアップ量の限度は1~2インチアップ程度です。

市販されているジムニー用のロングシャックルも、知る限りでは2インチ以上のリフトアップができるタイプはありません。

その理由は、シャックルだけで2インチ以上のリフトアップをしようとすると様々な弊害が出てしまうためです。


シャックルは車高を上げるパーツではない

ここまでシャックルはジムニーJA11系を簡単にリフトアップできるパーツとして紹介してきましたが、マイナス面があることも知っておいて下さい。

まず、本来シャックルは車高を上げるためのパーツではありません。

前半部分でも説明した通り、シャックルはリーフの動きを助けてあげるパーツです。理想的なシャックルの長さはリーフのスパン(全長)とキャンバー(反り)によって決められます。

参考ですがジムニーJA11系をリーフによって2~3インチアップをした場合であっても、シャックルの適正な長さは純正よりも10mm~20mmロング程度が目安です。

適切な長さのシャックルの判断方法

ジムニーJA11系のリーフスプリング車は簡単にシャックルの長さが適切かどうか判断することができます。それはシャックルの角度が「寝ている」か「立っている」かのどちらかで判断します。

ジムニー 適切な長さのシャックルの判断方法

「寝ている」角度のシャックルは適切な長さのシャックルで、逆に「立っている」角度のシャックルは長すぎるシャックルと判断できます。

シャックルが長すぎると、リーフに対して突っ張る作用をするのでサス全体の動きを妨げてしまう原因となります。

シャックル自体の動きも悪くなり乗り心地が損なわれてしまうだけでなく、ハンドリングの安定感にも悪影響を及ぼしてしまいます。

車検には構造変更が必要

シャックルでのジムニーJA11系のリフトアップは、手軽で簡単な方法なのは間違いないですがネックとなるのは車検に適合するには構造変更が必要な点です。

社外品のシャックルは構造変更が必要となってしまう部品の対象となり、手続きには強度計算書などの申請書類の作成が必要となります。さらに構造変更の手続きは申請してから2週間~3週間ほど審査期間があります。

業者に依頼した場合、手数料が発生することになるため、最終的にはシャックル以外にも費用が必要となることは覚えておいたほうが良いでしょう。


どうやってリフトアップするのがオススメ?

簡単にリフトアップできる反面、色々と弊害の多いシャックルでのリフトアップは万人にオススメできる方法ではないことがわかったと思います。

そうなると気になってくるのはどうやってリフトアップするのがオススメなのか?だと思います。リーフスプリングのジムニーをリフトアップするためには、いったいどんな方法がオススメなのでしょう。

車検対応の増しリーフ

シャックルによるリフトアップよりも断然オススメしたいのが「増しリーフ」です。

増しリーフの大きなメリットは構造変更不要でジムニーをリフトアップできることです。さらに低コストで乗り心地の改善も望めることから、圧倒的にシャックルによるリフトアップよりも優れています。

組み付けに関しては難易度が高く、決して手軽で簡単な方法とは言えませんが、後々のことを考えると増しリーフによるリフトアップをオススメします。

車検対応・構造変更不要でジムニーをリフトアップできる増しリーフ


まとめ

いかがだったでしょうか?ジムニーJA11系をシャックルでリフトアップする場合は「簡単・低コスト」ながらも「車高を上げるパーツではない」ことと「構造変更が必要」という基本的な部分を知ってもらえたと思います。

メリット・デメリットを知った上でシャックルでリフトアップするも良し、増しリーフでリフトアップするも良し、ユーザーそれぞれのスタイルでジムニーをカスタムすることが大事だと思います。

4×4エスポワールでは車検対応・構造変更不要の増しリーフを3種類取り扱っていますのでチェックしてみて下さい!

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